皆さんは反抗期ってありましたか?正直、僕は反抗期らしい反抗期を経験せずに大人に?社会人になりました。反抗期って何か良いことじゃない気がしていておとなしく生きていたけど今になると実はとっても大切なんじゃないかなって思います。今日はそんなお話、それでは行ってみよう!
反抗期とは、一般的に子供が親や他の大人に対して反抗的な態度を示す時期を指します。この時期は、子供が自分の独立性を確立し、自分自身の考えや感情を表現し始める重要な段階です。反抗期は通常、幼児期(2歳頃)と思春期(12〜18歳頃)の二度にわたって現れることが多いです。それぞれの時期には異なる特性が見られ、親としての対応も変わってきます。
最近では、反抗期を経験したと答える子供たちは60%程度で、40%の子たちは反抗期がなかったと答え親世代のころに比べると反抗期を経験している子供たちが減少してるのが現状です。
幼児期の反抗期
幼児期の反抗期、一般に「イヤイヤ期」とも呼ばれるこの時期は、子供が自分の意志を強く表現し始める時期です。2歳前後になると、子供は「自分でやりたい」という欲求が強くなり、親の指示に対して「いや!」と反応することが増えます。きっとこちらは多くの親さんが感じているのではないでしょうか。
特徴:
- 頑固になる
- 自分の思い通りにならないと怒ったり泣いたりする
- 何度も「いや」と言う
この時期の反抗は、子供が自立心を育むための自然な過程です。親としては、子供の意志を尊重しつつも、適切なルールと限界を設けることが大切です。
思春期の反抗期
そして2度目思春期の反抗期は、幼児期とは異なる挑戦を親に課します。この時期の子供たちは、自分のアイデンティティを模索し、社会的な位置づけを確立しようとします。親や教師に対する反抗は、自立を確立し、自分の考えを主張する手段として現れます。
特徴:
- 親の意見や指示に対して反発する
- 自分の価値観や信念を強く持つ
- 集団行動を重視し、友人関係が重要になる
この時期には、親子のコミュニケーションが鍵となります。子供が自分の感情や考えを表現できる環境を提供し、尊重と理解を示すことで、反抗期をスムーズに乗り越えることができます。
反抗期が大切な理由
2度ある反抗期の特徴はどちらも自己の実現にあると思います。自分の考えや気持ちを分かってほしい、自分のやりたいようにやりたい!という願望です。
一見、ワガママなように見えますがこれは本来一人の人として生きていくためにはすごく当たり前のことです。しかし、中には昔は聞き分けのいい子供だったという親さんもいるでしょう、でもそれは当たり前です。子供たちにとって親に嫌われること見捨てられることは命の危険にさらされることと同じだからです。
そんな今まで大人の顔色を見ながら守られていた子供たちが初めて、一人の人として自分を生きたいと思い親や身近な大人とぶつかり合うのが反抗期です。
そこで、子供も親や先生も一人の人間でいろんな価値観や考え方がると学ぶ第一歩です。
反抗期への対応方法
反抗期の子供に対して、親としてどのように対応すれば良いかについていくつかのポイントを紹介します。
1. 穏やかな対応を心がける 感情的にならずに冷静に対応することで、子供の反抗的な行動をエスカレートさせることを防ぎます。
2. 子供の意見を尊重する 子供が自分の意見を持ち、表現することを尊重しましょう。無条件に従う必要はありませんが、対話を通じて理解を深めることが大切です。
3. 明確なルールを設ける 家庭内でのルールや限界を明確にすることで、子供が安心して行動できる環境を提供します。ただし、ルールは柔軟性を持たせることも重要です。
4. ポジティブな行動を強化する 子供が適切な行動を示した際には、賞賛や感謝の意を示し、ポジティブなフィードバックを与えることで、良い行動を促します。
まとめ
反抗期は、子供の成長にとって避けて通れない重要な過程です。親としては、子供の自立心や自己表現を尊重しながらも、適切な指導とサポートを提供することが求められます。冷静で理解ある対応を心がけることで、反抗期を乗り越え、より強固な親子関係を築くことができるでしょう。
いかがだったでしょうか?反抗期が決してすべて悪いわけではありません。聞き分けの良い子がいい子なのではなく、他人は他人、自分は自分と尊重しながら他人に迷惑をかけない程度に自分らしく生きられる距離感を測れることが自立の第一歩だと思います。それではこの辺で。
コメント