どうも、ゆめとです。
今日は「愛」をテーマにしてみたいと思います。ボクみたいな冷めた人間が口にするようなものではないですがよろしくお願いします。
ボクの結論
愛に見返りを求めてはいけない
愛は返ってくるものではなく、贈り合うもの
まず今回のテーマを選んだのは、ボクの友人が恋人から「キミは愛されないやつだ」と言われたらしいのです。ボク自身、立派な人間だとは思いませんがボクはここまで言える恋人の神経が信じられなくて怒りが込みあげてしまいました。他人ですらそこまで言われる筋合いがないと思えるのに恋人にそんなことを言っている時点で愛が無いのはどちらなのかと問いたいくらいです。
なので、今日は「愛」について少し考えてみたいと思います。
それでは、行ってみよう。
人によって形の違うモノだからこそ物足りなさを感じる
愛とは
広辞苑では、次のような語義をあげている。
ということらしい。まあ、言葉で表すのは簡単であって簡単ではない。上記のように言われて言っていることもわからなくはないけれど、だからと言ってコレが十分ともボクは思えない。
あえて言うのであれば、感情の1つに名前を付けただけでそこに明確な定義がない・・・。「愛」とは人の数だけあってそこに正解も不正解もないのだろう。
名言から見る「愛」
最高の愛とは、魂を目覚めさせるようなもの。それは私たちの心に火をともし、心に平穏を与えてもくれるもの。それは、私があなたにどんなときも与え続けたいと願う、たったひとつのもの。
(ニコラス・スパークス 小説『きみに読む物語』より)
人生で最も幸せを感じる瞬間というのは、他人から「愛されている」もしくは、「自分自身を愛すること」を実感できるとき。もしくは、自分と同じように誰かを愛するとき。
(ヴィクトル・ユーゴー 詩人)
人間には「愛」がありさえすれば、幸福なんてなくたって生きていけるものだ。
(フョードル・ドストエフスキー 小説家)
そんなもん、説明のつかない感情さ。表現みたいなもの。手ざわりだったり、気配だったり。一度でもそれを感じちゃったら、他のものなんて世界に何もなくなっちゃう感じだよ。
(スヌープ・ドッグ ヒップホップMC・俳優)
この世界で最も美しいものは、じつは見えたり聞こえたりするものじゃなく、心で感じるものなんじゃないでしょうか?
(ヘレン・ケラー 平和活動家)
「愛」なんて別に何もないよ。愛されることには、「何か」があるはずなんだ。でも実際、「愛すること」と「愛されること」、結局それがあるだけ。すべてなんだ。
(テミス・トリス ミュージシャン)
心は、心が望んでいるものを望むんだ。そこにロジックなんてないよ。誰かと出会って恋に落ちる。ただ、それだけさ。
(ウディ・アレン 映画監督)
完璧だからその人を愛するんじゃない。完璧ではないにも関わらず愛するんだ。
(ジョディ・ピコー 小説『私の中のあなた』より)
愛することによって失うものは何もない。しかし、愛することを怖がっていたら、何も得られない。
バーバラ・デ・アンジェリス (米国の女性作家、心理学者 / 1951~)
未熟な愛は言う、「愛してるよ、君が必要だから」と。成熟した愛は言う、「君が必要だよ、愛してるから」と。
エーリッヒ・フロム (ドイツの社会心理学者、精神分析学者 / 1900~1980)
恋とは自分本位なもの、愛とは相手本位なもの。
美輪明宏 (日本のシンガーソングライター、俳優、演出家 / 1935~)
愛とは信頼。人を愛するときは完全に信じることよ。
マリリン・モンロー (米国の女優 / 1926~1962)
愛をうまく告白しようとか、自分の気持ちを言葉で訴えようなんて、構える必要はない。きみの体全体が愛の告白なのだ。
岡本太郎 (日本の芸術家 / 1911~1996)
嫌な女も好きな女もあり、その好きな女にも嫌なところがあって、その興味を持っている全ての女の中で、一番あなたが好きだと云われてこそ、あなたは本当に愛されているんじゃありませんか?
夏目漱石 (日本の小説家、評論家、英文学者 / 1867~1916)
事情が変われば己も変わるような愛、相手が心を移せば己も心を移そうとする愛、そんな愛は愛ではない。
シェイクスピア (英国の劇作家、詩人 / 1564~1616)
あの人が私を愛してから、自分が自分にとってどれほど価値あるものになったことだろう。
ゲーテ (ドイツの詩人、小説家、劇作家 / 1749~1832)
愛がなくなったのに、一緒にいることほど惨めなことはありません。
ココ・シャネル (フランスの女性ファッションデザイナー / 1883~1971)
どんなに愛しているかを話すことができるのは、すこしも愛してないからである。
ペトラルカ (イタリアの詩人、学者 / 1304~1374)
愛とは、大勢の中からたった一人の男なり女なりを選んで、ほかの者を決して顧みないことです。
トルストイ (ロシアの小説家、思想家 / 1828~1910)
愛の前で自分の損得を考えること自体ナンセンスだ。そんな男は女を愛する資格はない。
岡本太郎 (日本の芸術家 / 1911~1996)
一緒に泣いた時に、はじめてお互いがどんなに愛し合っているのかが分かるものだ。
エミール・デシャン (フランスの詩人 / 1791~1871)
愛というものは、愛されることによりも、むしろ愛することに存する。
アリストテレス (古代ギリシアの哲学者 / 紀元前384~紀元前322)
愛されたいという要求は、自惚れの最たるものである。
ニーチェ (ドイツの哲学者、古典文献学者 / 1844~1900)
愛する人の欠点を愛することのできない者は、真に愛しているとは言えない。
ゲーテ (ドイツの詩人、小説家、劇作家 / 1749~1832)
愛されないということは不運であり、愛さないということは不幸である。
アルベール・カミュ (フランスの小説家、ノーベル文学賞受賞 / 1913~1960)
愛とは感性に属する事柄であって、意欲に属する事柄ではない。だから、欲したからといって愛せるわけではないし、ましてや愛さねばと思ったから愛せるわけでもない。
カント (ドイツの哲学者 / 1724~1804)
我々男が女を愛するときに、女の弱さも、あやまちも、不完全さも、ちゃんと知りつくした上で愛するんだ。いや、それだからこそいっそう愛するのかもしれない。愛を必要とするのかもしれない。愛を必要とするのは完全な人間じゃない。不完全な人間こそ、愛を必要とするのだ。
オスカー・ワイルド (アイルランドの詩人、作家、劇作家 / 1854~1900)
愛するということは、なんの保証もないのに行動を起こすことであり、こちらが愛せばきっと相手の心にも愛が生まれるだろうという希望に、全面的に自分をゆだねることである。愛とは信念の行為であり、わずかな信念しかもっていない人は、わずかしか愛することができない。
エーリッヒ・フロム (ドイツの社会心理学者、精神分析学者 / 1900~1980)
人生で最もすばらしい癒し、それが愛なのだ。
パブロ・ピカソ (スペイン出身の画家、彫刻家 / 1881~1973)
ボク的に気に入ったものを載せていたらキリがなくなってしまった・・・。(まだまだ載せたかったので、そちらは「その2」として紹介しようかなと)
辞典での説明よりも、人間味のある表現だなって感じ。こうやって見てみても「愛」というものは感じ方や考え方が違う。そう考えると、言葉と一緒で「愛」も受け取り側の価値観でかなり違うのではないのかな?
相手から言われた言葉も、相手から施された行動も。それを愛だと感じれなければいつまでもいつまでも愛を感じることなどできないのだ。だからといって愛とは「これは愛だ!」と押し付けられたり、恩着せがましく与えられるものでもないのだと思う。
「価値観の相違」が離婚原因の最たるものになるらしいけど、結局はそういうことなのかもしれない。自分の思っている「愛」と相手の思っている「愛」が似ていなければ人は満たされないのだ。だからこそ、こんなに愛しているのにわかってもらえないなんて状況が生まれるのだろう。
まとめ
「愛」は口にするほど軽くなるとボクは考えます。それは相手を思いやり、気遣う、愛おしい気持ちであって。本文にも書きましたが恩着せがましく与えるものでもなければ押し付けるものでもないからです。
寧ろ、それを「愛」だと伝えずただただ黙って相手に寄り添えること。なんの見返りも求めずに相手の幸せを願えること。そんな気持ちが「愛」なのではないでしょうか。「愛」は返ってくるモノではなく贈り合うものであるべきなのだと思います。
その為には、「愛」は自分の為でなく相手の為にあるべきなのです。自己満足でも、お節介でもなく相手の望むことを想像することがまず第一歩。
それでは、この辺で。
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